隠れたボックスも一発探知!ボックスセンサー
電気工事の中で、手違いや他の現場との兼ね合いでスイッチボックスの開口が間に合わず、現場に行ってみると壁が仕上がって壁裏にスイッチボックスが隠れてしまって、
「あっちゃ~」なんて経験が少なからずあるでしょう。
そんな時に役立つのが隠れたスイッチボックスをほぼピンポイントで探し出してくれるボックスセンサーです。
代表的なものとして、
未来工業(MIRAI)の「ボックスアッター」があります。
電気工事士なら誰でも知っているものだと思いますが、ボックスアッターにもいくつかの種類があって、探知方法の違いがあるので、用途別に使い分けるとより確実な探知が可能になります。
そのほかにPanasonicやBOSCHといったメーカーからも販売されていますし、
安価なものとしてシンワ測定(Shinwa)の製品も人気です。
これらに関しましてもご紹介してあるので、探知能力や価格面からご検討ください。
メーカー別ボックスセンサー
| 探知方式 | メーカー |
|---|---|
| 上下2点探知 | MIRAI |
| プラボックスのアルミ箔探知用です。 | |
| 金属探知 | MIRAI・Panasonic BOSCH・Shinwa Sokutei |
| 金属製ボックス探知用。 広範囲探知に威力を発揮します。 | |
| 磁石探知 | MIRAI |
| ボックス取付け磁石探知用。 専用磁石が必要ですが探知制度は最強です。 | |
この表のように、絶対外せない正確な開口が必要なところには専用磁石取付方式を取り入れ、汎用性の高いところには金属ボックスやプラボックスを使用すると作業性も良くなります。
未来工業(MIRAI)ボックスアッター
未来工業(MIRAI)のボックスアッター2(BUT-2)は、金属探知用ですので、金属製ボックスに反応するのはもちろん、そのほかの金属製品にも反応するので、ボックスと他の金属製品の見極めが大切になります。
私は、ボード壁だけでなく、コンクリート打込み後の4×4ボックスの探知にも使っています。
実際に使ってみるまでは、探知できるか半信半疑でしたが問題なく探知することができした。
この使い方は、メーカーの使用説明にも書かれていないので、私の実経験でのことですので、間違いなく使えると断言いたします。
このタイプは、いわばプラボックス専用です。
プラボックスの上下に貼られたアルミ箔を検知するように設計されているので、左右の端を罫くことで正確に開口することができ、開口の失敗を少なくすることが期待できます。
また、基本的に金属に反応するので、軽天下地を探したり壁に近いところにある金属配管なども検知することができます。
但し、検知深さがそれほど深くないので、ボード壁から20~30mm程度までだと思ってください。
ご紹介した未来工業(MIRAI)のボックスアッターが電気工事士の間では、よく使われていいるものですので、
いってみれば電気工事での定番ボックスセンサーです。
未来工業(MIRAI)マグネットアッター
未来工業(MIRAI)の磁石探知樹器です。
探知精度は抜群で、確実に磁石の位置を捉えてくれるので、開口に失敗することはほぼゼロです。
但し、事前のボックスへの磁石の取付がなされているというのが絶対条件です。
おもちゃのような探知機ですが、それなりに使えるので、少ない数しか探さないのなら、これでも十分でしょう。
ボックス取付け磁石
どちらも未来工業(MIRAI)のスライドボックス取付用マグネットです。
NBS-3Bに関しましては、4×4ボックスの樹脂製塗代カバーにも取り付け可能です。
どちらかをボックス取付時に取付けておけば、マグネット探知機で確実に探し出すことができるので、開口で失敗することは無くなります。
パナソニック(Panasonic)
パナソニック(Panasonic)壁裏センサー EZ3802の探知対象物
- 金属探知深さ:約50mmまで
- 木材:約13~25mm
- プラスチック:約13mmまで
金属以外も探知できるので、ボックス確認のほかでも使えるので電気工事業者だけでなく内装工事関係でも使わってるところを時々見掛けます。
電気工事なら天井へのライティングレールの取付けの時などに活用すると天井下地にしっかり取付られるので安心です。
ボッシュ(BOSCH)多機能探知機
ボッシュ(BOSCH)の多機能探知機は、パナソニック(Panasonic)の壁裏センサー以上に多くのものを探知できるので、
壁の後ろに隠れた大切な設備を傷付けることなく貫通作業やアンカーの打込み等の際にとても役立ちます。
ボッシュ(BOSCH)の探知対象物
| 型番 | 探知対象物 | 探知深度 |
|---|---|---|
| GMS120-27 | 金属 | 100~120mm |
| 通電線 | 50mm | |
| 木材 | 30mm | |
| GMD120 | 金属 | 120mmまで |
| 通電線・通水樹脂管 | 60mm | |
| 木材 | 60mmまで |
※GMD120は、コンクリートモードと石膏ボードモードを切り替えて使うことで最大値の探知が可能になります。
幅広い探知を行うのならGMD120を選ぶべきです。
初期投資は少し嵩みますが、それだけの価値はあると私は感じています。
ボッシュ(BOSCH)コンクリート探知機
探知対象物が多彩でコンクリート内に仕込まれた様々なものを探知できるので、貫通やアンカー打ちなどの作業を安全に行うことができるので安心です。
通電中のケーブルや水で満たされた塩ビ管等も探知できるので、設備関連で大切なものを傷付けることが無くなるので、無駄な手直し経費の発生を極限まで少なくできるので、すぐに初期投資の元は取れると思います。
シンワ測定(Shinwa) 下地センサー
シンワ測定(Shinwa)の下地センサーの中でも上の二つが上位モデルで、下の79151がスタンダードモデルです。
上位モデルのほうが探知対象物が若干多いですし、探知深度も少し深くまで探知できる分、価格が高くなっています。
高いといってもそのほかのものからすれば格安なので、内装業者が使っているところをたまに見掛けます。
電気工事で使ってるところを見た記憶はございません。
ボックスセンサーのまとめ
電気工事で何気に苦労するのが、壁に隠れたスイッチボックスを探す作業です。
そんな面倒な作業を劇的に効率良くしてくれるのが、ボックスアッターに代表されるボックスセンサーですが、
探知方式の違いで使い分けることでより端的に見つけ出すことができるようになるので、選択の基準を簡単にまとめてみました。
- 広い面を探索するならボックスアッターBUT-2
- プラボックスの探知にはボックスアッターBUT-1N
- 高精度、多彩な対象物の探知ならボッシュ(BOSCH)
- 価格面重視ならシンワ測定(Shinwa)
のようにザックリとイメージして探すと求めてるものを見つけやすくなります。
そんなに使用頻度の高いものでもないので作業内容をよく精査して、どんな場面での使用が多いのかを見極めて、適切なものを選ぶことが購入面や作業の効率化の観点から大切です。














