作業を楽にするためのハンマードリルの選び方
電気工事の現場でも頻繁に使うのがハンマードリルですが、機種選定を間違うと疲労感が倍増してしまいます。
現場で一日作業するとかなりの疲労感があるので、一つひとつの作業を楽に効率よく行うかは切実な悩みで、日々少しでも楽にできる工具を探している方も少なくないと思います。
私もその中の一人なので、ハンマードリルに関してもかなり悩んで、電材の展示会や工具を扱う金物屋、プロショップ等、いろんなところで見比べたものです。
おかげで、その時に一番使いやすいと感じたものを買って今も使っていて、多少なりとも疲労感も軽減出来ていると感じています。
そして大切なことは現場の状況に応じた機種を選定することだと感じて、次のように整理しました。
- 居住中の改修現場:粉塵を拡散させない【吸塵機能付き】
- 壁貫通:ハイパワーな【100V軽量モデル】
- アンカー打ち:スラブ等へのアンカー打ちには【充電軽量モデル】
- 大口径穴あけなど:ハードな作業用【SDS MAX仕様等】
最近は、粉塵等に対して厳しく制限される現場が増えていますし、延長コードの使用を認めず完全コードレス化を求める現場等、年々状況も変化して、変化に応じた機種の選定も重要になっています。
今や人が作業するというより、機械や工具が作業するといったほうが正しいくらいになっているので、適切な工具を選ぶことが疲労感を抑えて、長く電気工事を続けるコツです。
ハンマードリルのような工具は、できるだけ軽量で高性能なものが求められるので、私が使っているものを紹介しつつ、他のものとも比較できるようにいくつかご紹介しています。
また、充電式、100V電気式、大口径対応モデルなど、タイプ別でもご覧いただけるように整理してありますので、ごゆっくりとご検討ください。
私が使っているハンマードリル
今、私が実際に使っているハンマードリルをご紹介いたします。
性能、価格面から選んだものなので、実際に使っていて満足のいくものです。
マキタ(makita)集塵機能付き充電ハンマードリル
<ワンポイントアドバイス>
バッテリーは他の工具のものを使えば、初期費用を抑えられます。
また、別のオプションとして、本体HR244DRGXと集じんシステムDX01 A-53073を別購入する選択もできます。
別購入の場合
この二つがあれば【HR244DZKV】と同じ使い方ができます。
ボッシュ(BOSCH)SDSプラスハンマードリル
<ワンポイントアドバイス>
小型ながらパワフルで65Φまでのコアドリルも使えます。
ボッシュ(BOSCH)SDSプラス大口径ハンマードリル
<ワンポイントアドバイス>
さほど大きくもないので取り回しも楽だし、電気工事で使うものとしては十分ですし、
通常のハンマードリル以外に軽い斫りまでこなせて便利です。
マキタ(makita)低振動プラスハンマードリル
超小型低振動ハンマードリルで、軽くて小さいのでとても取り回しがよく、あまり疲れを感じません。
さすがに太いビットを使うことはできませんが、3分アンカー用の10.5mm程度なら楽勝ですし、
4分アンカー用の12.5mmでも楽々です。
軽作業がものなら、最適な一台でしょう。
詳しい仕様は、カタログでご確認ください。
マキタ(makita)Webカタログ
ハイコーキ(HiKOKI)集塵システム搭載ロータリーハンマドリル
ハイコーキ(HiKOKI)のサイクロン集塵システム搭載ハンマードリルですが、
集塵機能はかなり強力で、ほとんど漏れることはないくらいですので、
粉塵にうるさい現場でも問題なく使えて安心です。
ハイコーキ(HiKOKI)集塵システム搭載小型ロータリーハンマドリル
ハンマードリル本体が小型なので軽くて使い勝手は良かったです。
私は知り合いが使っているのを少し借りて使っただけなので、長時間使った時の状態は経験がなく、何とも言えませんが、一つだけ言えることは日立工機からハイコーキ(HiKOKI)に社名が変わっても製品の信頼性は、変わらないということです。
ハンマードリルなどの心臓部であるモーターの堅牢性や信頼性は折り紙付きですから、今でも現場の職人からの信頼は厚いものがあります。
ハイコーキ(HiKOKI)AC100V ロータリーハンマドリル
100Vロータリーハンマードリルの中でも小型で扱いやすいタイプで、
特にDH18PGは小さいので、使いやすい機種だと感じます。
100V式のハンマードリルは、アンカー用の下孔空けのように数多く使用することが多いので、軽いというのは作業性の観点からも重要な選定条件です。
ハイコーキ(HiKOKI)AC100V 大口径ロータリーハンマドリル
コンクリートドリルビット40mmまで使えるのですが、電気工事でここまで大きな孔を空けることはめったにないですが、もう少し細いビットで厚みのある壁を貫通するときなどには、あると安心です。
大きな貫通の時には専門のダイヤモンド貫通業者に依頼するのが一般的なので、直接こんな大きな貫通をすることは少ないですが、依頼するほどでもない時には、自分たちですることもあるので持っておきたい一台です。
ハイコーキ(HiKOKI)の各機種の詳しい使用はカタログでご確認ください。
ハイコーキ(HiKOKI)Webカタログ
パナソニック(Panasonic)集塵システム搭載ハンマードリル
パナソニック(Panasonic)のハンマードリルですが、正直あまり良い印象を私は持っていません。
かつて、私もパナソニック(Panasonic)のハンマードリルを使っていたことがあるのですが、故障が多いのとバッテリーがやたら重くて、一日使ってると腕がフラフラになって翌日にまで響くくらいだったので、今はマキタ(makita)とボッシュ(BOSCH)のハンマードリルを使っています。
パナソニック(Panasonic)の製品は、電材店でもすぐに取り寄せてくれますし、修理も比較的早く仕上げてくれるので、その点は評価できるところだと思います。
パナソニック(Panasonic)の各機種の詳しい使用はカタログでご確認ください。
パナソニック(Panasonic)Webカタログ
ハンマードリル選びのポイント
電気工事で使うハンマードリルの用途は、主に3分アンカーの下孔空けやカールプラグ用の下孔等、使うときには集中的に使うことが多いので、重い機械だと付かれるばかりで、作業効率が落ちてしまうので、疲れにくい機種を選ぶのが大切ですので、簡単に選ぶポイントをまとめましたのでご覧ください。
<充電工具の場合>
- 軽量で取り回しが良いこと。
- コードレスであること。
- パワフルであること。
<100V電動の場合>
- 軽量で取り回しが良いこと。
- 小型機種と大口径機種との併用。
使い分けは人それぞれですが、一般的に高所や狭所での作業では、コードレス充電ハンマードリルを使い、
スラブ等への連続アンカー下孔空けには100V小型ハンマードリル、
配管材等を通す貫通には、大口径ビットを使用できるパワフルなモデルを使うものです。
それより大きな貫通には、ダイヤモンドコアドリルを使うものですが、
自社で施工せず、専門の業者に依頼することが多いと思いますので、必要以上に高性能なものは不必要だと私は思っています。
その代わりと言っては何ですが、集塵機能は必須なので、必ず1機種は持っておくべきでしょう。
















